死んで、また死んで、何度でも前進してまた死ぬチカラ。
古い「死」のイメージを突き破ってズルっと新しい死へ生まれ出る、新しい意志のチカラ。
500mm x 290mm x 50mm / ceramics / 2018 吉田晴弥 Haluya Yoshida
2018年6月25日月曜日
2018年6月21日木曜日
"Hitodama composition" ヒトダマ コンポジション
宇宙陶芸の講座を受け持っている江東区塩浜福祉園には素晴らしい働き手が沢山いらっしゃる。利用者の方々はもちろん各々天の才をフルに発揮していて最高に素晴らしいのだが、現場でその利用者さんたちを介助している福祉職員の仲間たちがみんな本当に魅力的だ。
仕事の内容的にはきっと責任も大きく精神的肉体的にも大変な中、皆さん本当に明るい。利用者の歩行を促すために傍で歌ってあげている姿をよく見かけるが、いつの間にか園内で大勢、職員も利用者も大声でバラバラに楽しそうに歌っている声を聞くと、いつも胸の奥がジンと熱くなる。
食事の介護中もまるでボクサーのスパーリングを務めるような動きと真剣さで臨んでいて、目が合うとやはりにっこりと微笑んでくれたりする。そして自分のご飯は最後の僅かな時間で急いで済ませている。
帰りの送る時間には、しゃべれない利用者さんを代弁して大きな声で「さようなら〜!」と最後まで明るい雰囲気を保つことを忘れない。きっととても疲れているのだろうに。
食事の介護中もまるでボクサーのスパーリングを務めるような動きと真剣さで臨んでいて、目が合うとやはりにっこりと微笑んでくれたりする。そして自分のご飯は最後の僅かな時間で急いで済ませている。
帰りの送る時間には、しゃべれない利用者さんを代弁して大きな声で「さようなら〜!」と最後まで明るい雰囲気を保つことを忘れない。きっととても疲れているのだろうに。
2018年6月20日水曜日
本を陶芸で焼く。
”銅の書”
"The book of copper"
"The book of copper"
青の時代に区切りをつけ、表現をリセットしたのでしばらく手をつけていなかった立体作品を久しぶりに制作。
釉薬に意味の象徴やストーリーを暗示させるには古い本の形態はとても相応しい。目の前のページが瓦解崩壊して、流氷の下に海の真相である生々しい海水が生命を持って動き出すような。
釉薬に意味の象徴やストーリーを暗示させるには古い本の形態はとても相応しい。目の前のページが瓦解崩壊して、流氷の下に海の真相である生々しい海水が生命を持って動き出すような。
固まってしまった知の真相を柔らかく感得したい。
2018年6月18日月曜日
血と感情の躍動を陶芸で。
title "Dance!"
The body dances because your blood and the heart is dancing.
My blood and heart dance like this.
Emotional composition.
My blood and heart dance like this.
Emotional composition.
1300mm x 460mm x 50mm
ceramics on wood panel.2018
真っ赤な荒野の絵を陶芸で。
When starting new things, pure red wilderness spreading in front of you.
The hope of anxiety is dancing like a snowstorm.
I image the view of beginning like that.
I image the view of beginning like that.
心の内に吹く風。
赤い釉薬で、ゾーンに没入。
2018年6月16日土曜日
赤い釉薬の構成。
new red glaze.
新しく調合した赤い釉薬について。
新しく調合した赤い釉薬について。
日本の伝統的な陶磁器にこれまで存在した赤は主に鉄(弁柄)による赤絵や、銅の還元色の辰砂など。近代の陶試紅に代表される赤い着色顔料も含めてそのほとんどが不透明な色調だった。
陶磁器の歴史は長いので、透明感のある赤い発色は無理なものと思い込んでいた。しかしインターネットでガラス系、七宝系の赤い発色を調べてその発色の仕組みを勉強すると陶芸に応用することも不可能ではないことが見えてきた。赤や黄色を発色する金属の人体また環境への影響も、ガラス化された原料を使用することで影響はガラス内の変化に留まるため外部環境への流出は基本的には無い。(強酸性液体を長時間保持する容器内側への使用は避けたほうが良い。)他の陶芸原料と調合し、陶板との収縮比を合わせ、焼成温度を最適な発色に調整するテストを重ねて完成した。
原発事故を経験する前から陶芸で扱う原料物質の素性や毒性、扱う責任には強い関心を抱いている。
陶芸は環境と調和した自然な生業とのイメージもあるが、それは大きな誤解である。ウランを始めて工業利用したのも陶芸の着色顔料(黄色)が最初だ。
人間として、宇宙を構成する元素への飽くなき興味、探究心を持ち、自身の仕事の範囲内で無理なく安全に扱える範囲を定めて、個々の物質の内に眠る可能性をその固有の美しさとして最大限に表現していきたいと思って制作しています。
吉田晴弥
2018年6月15日金曜日
2018年 吉田晴弥 現代陶芸 展覧会
2018年 5月28日(月)〜6月2日(土)11:00-19:00 (最終日17:00)
galleria grafica bis 東京都中央区銀座6-13-4
- elemental composition2018 -
アタマを柔らかくして、あたらしい表現になりました。
今まで出来ないと思い込んでいた発色が可能になって、
使う燃料が半分以下で済むようになり、
時間と空間、物質とエネルギーが少し上手に使えるようになったように感じます。
まだまだ小さな前進なのですが、自分の中では大きな発見の連続です。
2018,05
吉田晴弥
新しく調合した釉薬 赤。日本の伝統的な赤い釉薬は鉄赤、辰砂、赤絵(弁柄)と、不透明な赤い発色が多数を占める。だから透明感のある赤い釉薬は出来ないと思い込んでいた、、、。
(個人蔵)
新しく調合した酸化銅の釉薬によるストライプ模様。妙な立体感が表現できた。
(個人蔵)
galleria grafica bis 東京都中央区銀座6-13-4
- elemental composition2018 -
アタマを柔らかくして、あたらしい表現になりました。
今まで出来ないと思い込んでいた発色が可能になって、
使う燃料が半分以下で済むようになり、
時間と空間、物質とエネルギーが少し上手に使えるようになったように感じます。
まだまだ小さな前進なのですが、自分の中では大きな発見の連続です。
2018,05
吉田晴弥
新しく調合した釉薬 赤。日本の伝統的な赤い釉薬は鉄赤、辰砂、赤絵(弁柄)と、不透明な赤い発色が多数を占める。だから透明感のある赤い釉薬は出来ないと思い込んでいた、、、。
(個人蔵)
新しく調合した酸化銅の釉薬によるストライプ模様。妙な立体感が表現できた。
(個人蔵)
2017年 吉田晴弥 現代陶芸 展覧会
2017年 5月8日(月)〜5月13日(土)11:00-19:00(last day 17:00)
Galleria grafica bis (中央区銀座6−13−4)
Galleria grafica bis (中央区銀座6−13−4)
吉田晴弥展 "elemental composition"
物質と現象の、根源的な美しさを見つめたい。
思考を超越する。
深淵に没入する。
2017,05
陶芸技法(特に釉薬による)抽象絵画表現です。
炭酸銅の発色。緑青(ロクショウ)独自の色彩を全面に構成。
火、ヒ、ヒトダマの陶の絵。(¥500,000-売約済)
部分。1300℃の本焼きを4回重ねた結果、予期せぬマチエールが現れてきた。
数字の0をモチーフとした作品。青はコバルト、白はチタンによる発色。
(¥200,000- 売約済)
部分。亜鉛結晶の結果が良好。
炭酸銅とチタンのコンポジション。熱により釉薬が熔けて動き、独自の色彩と線を生み出している。(¥180,000売約済)
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