2018年6月21日木曜日

"Hitodama composition" ヒトダマ コンポジション

 宇宙陶芸の講座を受け持っている江東区塩浜福祉園には素晴らしい働き手が沢山いらっしゃる。利用者の方々はもちろん各々天の才をフルに発揮していて最高に素晴らしいのだが、現場でその利用者さんたちを介助している福祉職員の仲間たちがみんな本当に魅力的だ。
 仕事の内容的にはきっと責任も大きく精神的肉体的にも大変な中、皆さん本当に明るい。利用者の歩行を促すために傍で歌ってあげている姿をよく見かけるが、いつの間にか園内で大勢、職員も利用者も大声でバラバラに楽しそうに歌っている声を聞くと、いつも胸の奥がジンと熱くなる。
 食事の介護中もまるでボクサーのスパーリングを務めるような動きと真剣さで臨んでいて、目が合うとやはりにっこりと微笑んでくれたりする。そして自分のご飯は最後の僅かな時間で急いで済ませている。
 帰りの送る時間には、しゃべれない利用者さんを代弁して大きな声で「さようなら〜!」と最後まで明るい雰囲気を保つことを忘れない。きっととても疲れているのだろうに。
 僕は福祉園の廊下で職員の皆さんと挨拶するとき、声を交わすとき、ひとりひとりが揺らめく「ヒトダマ」に見えるような気がする。他者の幸せを願い行動する人の魂。人間の奥深くに燃えている霊性。肉体を透過して宇宙に灯る、親愛なる仲間たちのヒカリがモチーフです。



1990mm x 480mm x 55mm  ceramics on wood panel.(個人蔵)
吉田晴弥